万年筆のインクを交換しました。
インクの残りがわずかになっておりずいぶん乾いていました。
まだまだ万年筆歴が浅いので使い方にも自己流が多分に含まれていると思います。
もっとこうするといいよー、というのがありましたら教えていただけるとありがたいです。
洗浄する前の万年筆
モンブラン万年筆 #320 です。
インクは、モンブラン ミッドナイトブルー。
わずかに残っていたインクで書いたものです。
写真では分かりにくいのですが、ずいぶん濃縮されているのがインクがテカっている様子で分かります。
万年筆を洗浄する
インクが出なくなるまで流水での洗いを繰り返して、その後しばらく水につけておきます。
もう大丈夫かなと思うところまで洗っても、つけておくとインクが少し溶け出るのが分かります。
なので、余裕のある時にはつけ置きをするようにしています。
インクを入れる
コンバーターにインクを入れます。
入れるインクは、同じくモンブランのミッドナイトブルーです。
最近はもっぱら注射器のお世話になっています。
たっぷりときれいに入るので、手や周りに汚れがつきにくいです。
逆に、インクがペン先に行き渡るまでには時間がかかります。
内部に残っている水を除く意味も含めてティッシュに吸わせるとすぐにインクが出てきて書けるようになります。
このモンブラン万年筆#320は、1980年代のものだそうです。
ペン先がすごく柔らかくて、とても軽い万年筆です。
インクの変化
洗ってすぐにインクを入れる時には、もちろんティッシュで拭いているのですが残っている水の影響がいつも気になっていました。
きちんと乾かしてから使うのがベストなのでしょうが、みなさんはどうされているのでしょう??
今回はインクの変化を見てみました。
上の部分は洗浄前の煮詰まっているインク。
次に、インクを入れてからの時間変化でインクがどのくらい変化するのか比べています。
インクを入れた直後は水の影響が残っていて色が薄く、時間が経つにつれてなじんで均一になっていくのかなと思っていました。
ですが、ノートの比較を見る限りでは、直後に書いたものも、時間経過して書いてものもほとんど変化はなく、翌日に書いても同じだと感じました。
インクを入れた直後にティッシュで吸い上げるというのがうまく働いてくれているのでしょう。
インクを入れ終わった後に注射器を洗ったらこのようになりました。
水に広がるインクの淡い色、文字を書いた時の色とは異なる薄められた時だけに見られる色の表情も楽しいです。