暮らしをつくる

充実した毎日を送るために、暮らしを自分でつくっていこう。好きなことで埋め尽くそう。

MENU

【読書記録】10年後、君に仕事はあるのか?

図書館をよく利用しますが、ネットで予約して借りることの方が多いです。

現在予約中の本は全て順番待ちでまだ借りられる本がなかったので、ふらりと図書館内を回っていて目についた本です。

 

『10年後、君に仕事はあるのか?』

著者は、藤原和博さん。

 

ホリエモンの本で出てきた名前ではないですか。100万分の一の人材になるために100分の一となる3つのキャリアを持とう!と。一度読んでみたかった人です。

 

著者の紹介には、「教育改革実践家」と書かれています。

東大卒、リクルートに入り、メディアファクトリーの創業も手がけ、リクルート社フェローに。2003年より都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校の校長を務める。この本を書かれた2016年は奈良市立一条高等学校校長をされていて、現在退任されています。

 

 

これから求められる力

これからは AI によって仕事が取って代わる時代、スマホやそれに繋がったネット世界が広がり、人生の長さも長くなり、これまでの「標準的な人生モデル」は通用しない時代になります。

 

来るべき新たな時代には人間にしかできない人間らしい仕事が求められることになると著者はいいます。

 

「基礎的人間力」「情報処理力」「情報編集力」

「生きる力」はどういうものでしょうか。生きる力は3つの力から成り立っています。

その3つの力とは、「基礎的人間力」「情報処理力」「情報編集力」の3つです。

  • 「基礎的人間力」は体力・忍耐力・精神力・集中力などの土台となるもの。
  • 「情報処理力」は知識や技能といった勉強でつく力のこと。
  • 「情報編集力」は思考力・判断力・表現力といった正解のない問題に対して納得解を作り出す力。

 

現在求められている能力は、情報処理力に重きが置かれていますが、これからは情報編集力にシフトしていき、7:3ぐらいになるそうです。

 

情報処理力はインプットによって得られ、正しい解を導き出す力です。

一方、情報編集力は自分で仮説を立て修正しながら正解が一つではない問題を解決するというアウトプットによって強化される力です。

 

この3つの力のバランスが大切なのだと思いました。

いい大学に入るために小さな頃から勉強ばかりしていると、始めから用意されている正解を求める訓練ばかりになってしまいます。

どうしたらうまくやれるかという試行錯誤して考え出す力は、遊びや体験を重ねることで身についてくるもので、子どもの頃に大いに遊ぶことが大切です。

 

 

私が高校の頃に、保健体育の授業で先生に「頭がいいとはどういうことですか?」と聞かれました。

みんなの答えは「頭の回転が良いこと」「臨機応変に対応できること」といったものばかりでした。ここでいう「情報編集力」のことです。

 

その中で、一人「あんなに難しい数学の問題を解ける人」と答えた人がいました。

点数主義的に見られないようにと答えを選ぶ人が多い中、その答えを言えるのはすごいと当時感心しました。確かに学力が高いというのは努力の結果ですし、まぎれもなく頭がいいことに違いありません。

 

なんとなくそのときの質問が心の中にずっと残っていたのですが、この2つの力をすっきりと説明されていて私の中で腑に落ちました。

 

 

「仕掛ける側」になろう

 

これまでの日本はアメリカ型の生活を目指してきました。成熟したこれからの社会では、一人ひとりが自分の人生のビジョンを示して仕掛ける時代です。

正解を求めて行動するうちに思考停止に陥ってしまう。そうではなく、思い切り飛び込んで行動して修正を重ねていく、そういう仕掛ける側になりましょう。

 

この自分の世界観を発信できる人になろうというのが、私が一番心に響いたところです。

こんなことをしたらどうかな?これが楽しいよ!といった自分が楽しいと思えることをどんどん発信できる人になりたいと思います。

楽しい所には人が集まってきますよね。

 

 

ほかにも、いくつか心に残ったことは次のような所です。

 

目の前の人に信頼される人になること。

そして、コミュニティを持ち人間関係に強くなろう。

 

 

たくさん恥をかいてもいいから、多くのことにチャレンジすること。

一歩ずつ階段を上って進んでいくしかないのです。

 

 

 

 

最後に

今、まさしく何のために勉強するのかと感じている子どもたちに読んでもたいたいと思う本です。

そして、子どもを持つ親として、これから自分たちが育ってきた時代とは違う時代を生きるであろう子どもたちがどういった力を身につけるといいのか、不安をもつ人にもおすすめの本です。

 

学ぶ楽しさを教えられるのは人間しかいない。

大人は自分が学びを楽しむ姿を見せることで子どもたちに教えたいなと思いました。