暮らしと手帳と万年筆

充実した毎日を送るために、暮らしを自分でつくっていこう。好きなことで埋め尽くそう。

レーダー50周年記念消しゴムのバラ売り

私とレーダー消しゴム

小学校の入学式の日のことをよく覚えている。

体育館での入学式の後に、教室へ入った。

 

誕生日順の出席番号は女子の14番。隣の席は男子の14番。

自分の机の上には、お祝いとしてノート、鉛筆などの文房具が机の中に入れる引き出しの中にはいって置かれていた。

 

これ全部もらっていいの?!

 

ランドセルでさえ入学式の一週間ほど前に安くなったものをようやく買ってもらえたような我が家では、当然文房具一式など買ってもらえるはずもない。

唯一自分で鉛筆を削るようにと小さな折りたたみ式の子供用ナイフを買ってもらったくらいだ。

  

その中で小学生なりたての私の心を1番掴んだのは、レーダーの消しゴムだった。

 

水色の紙のケースに包まれた真面目なその消しゴムは、まぎれもなく大人への階段の第一歩に思えたのだ。

 

それから早30年余り!

(びっくり!月日が経つのが早すぎる!)

 

その消しゴムは昔の姿をとどめつつも新しく進化している。

レーダー消しゴム50周年

 

50周年を記念して発売された50色全てオリジナルカラーのレーダー消しゴム。

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グラデーションで並んだその美しさ。

もちろんほしい気持ちは山々だが、なんせ50個。

ほとんど鉛筆もシャープペンも使わない私が死ぬまでに使いきれないだろう。

一年に1個のペースで使い切ったとしても50年もかかるのだ。

 

きれいだなぁと思いつつも眺めるだけだった消しゴムが、バラ売りされているのを発見した。

子どもが友だちの誕生日プレゼントを買うというので行ったファンシーショップ。

かわいらしいキャラクターものが多く並ぶその店で30色の消しゴムがひっそりと並んでいたのだ。

 

高まるテンションを必死で抑えつつ選んだのはこの6色。

何れ劣らぬ渋好み。

いやはやかっこいい。

 

 カラーの名前は見当たらないけれど、カラー番号を発見。

購入したのは、写真上から、47、41、40、34、32、21。

 

勝手に万年筆インクのパイロット色彩雫のカラーに変換すると、上から、霧雨、稲穂、山葡萄、月夜、松露、深海、といったところでしょうか。

 

楽しい買い物させてもらいました。