今年の目標「100冊の本を読む」なんとか達成しました!
ぎりぎりセーフでした(笑)
そして記念すべき?100冊目の本がこちらです。
『10キロやせて永久キープするダイエット』 山崎潤子
この本、どっからどう見てもダイエットの本ですが、実はダイエットの本という枠に収まりません。
そもそもダイエットって「食べる量を減らして運動するといい」んですよね。
そんなことわざわざ言われなくても、みーーんな知ってます。
でもどうしてダイエット本を読むのか?
ーーーーーそれは、“知っている”けれど、“実行できない”から、“継続できない”から。
この本は、こうすると痩せるよを教えてくれる本ではなくて、本当はやりたい・やりたくないと思っているのにできないことをできるように導いてくれる本なのです。
ダイエットを指導するのは心理学の先生で、認知心理学を使ってダイエットに取り組みます。
ダイエットを始める前にすること
まず最初に「現状分析」を行います。
なぜ太ったのか自分を正確に知るためにこれまでを振り返ります。
次は、「目標設定」です。
なりたいイメージを設定します。どのくらいでどれだけ痩せるか目安を決めます。
それから、「アクションプラン」を立てます。
無理なく取り入れられそうなプランをいくつかあげます。
ダイエット中にすること
アクションプランが実行できたか○×記録をとります。体重も記録します。
一ヶ月経過したら、PDCAサイクルを回します。プランを立て実行した記録をもとに、チェックして新たなプランを考えます。
次に、○×日誌を読んで振り返り、気付きを記します。
正しい知識や情報を仕入れ、自分のアクションプランの効果を確かめます。
本では、停滞中にするべきこと、またどのような考え方をすればいいのか、ダイエットだけでなくそれ以外の目標を考えることなど、挫折しそうになる場面のフォローもたくさん書かれています。
ダイエットで大切なこと
大切なのは、
「習慣化できるかどうか」
「一生続けられるかどうか」
なのです。
「我慢」は続きません。
無理なく実行できるアクションプランを作るためには、「自己受容」が必要です。
「自己受容」とは、どういうことかというと、食べたい欲求のある自分を受け入れること。自分の価値観や性質を否定せずに受け入れることです。
例えば、食べるのが好きな自分を「自己受容」できなければ、食べないダイエットや置き換えダイエットなどを選んでしまい、失敗を繰り返すことになります。
食べるのが好きな自分を「自己受容」できていれば、好きなものを食べて量を減らす、ゆっくりと食べるなど現実的な目標とアクションプランを立てることができます。
他の誰かが成功したダイエットは、自分に合うダイエットとは限りません。
自分の価値観と性質をしっかりと見つめ直すことが大切なのです。
感じたこと
ダイエットにPCDAサイクル?
ダイエットの本では出会ったことない言葉でびっくりしたんですが、なるほどなるほど、確かにできたことできなかったことを検証して次のプランに生かすってダイエットに必要ですよね。Do で止まってしまうから挫折するのだそうです。
このやり方、今回はダイエットに使用していますが、どんな目標でも達成するためのプロセスとして応用できますよね。
この本はダイエットの本というよりも、もっと大きなテーマを取り扱っていると思うのです。それのテーマとは『認知心理学をつかった習慣形成および脱習慣化の方法』です。
なりたい自分になるのは難しいです。
一時的な変化ではなく継続させるのはとても難しい。
でも、自分を変えたいときには、100%達成可能なアクションプランをつくり行動できたことを評価し、自己有能感を高めるとよいのだそうです。
ハードルをあげすぎることなく、強い信念を持ち続けていれば、自分にもできそうなきがします。
永久キープのためにはできるだけゆっくり痩せて、その痩せる習慣を身につける。
なんだかトライできそうな気がしてきました。
ちなみに、この本は Kindle で読んだのですが、アマゾンプライム会員は無料で読むことができます。
おすすめの一冊です。
著者のダイエットのお話の間には、二人の編集者が同じくダイエットに挑戦している様子が漫画になっています。自分にも当てはまるあるあるがあったり、、その人に合うそれぞれのアクションプランを立てることが大事なんだなと実感します。